交通事故防止のために誰が何をしているのか

 道路には、交通事故を防止するための様々な対策が取られていることに気づいてますか。当たり前の光景過ぎて、気にも留めていないかもしれません。

 対策の一つは、警察が行う交通規制です。
 車両進入禁止、駐車禁止、最高速度、一方通行、一時停止、追い越し禁止など様々なものがあります。
 よく見かける信号機や横断歩道も交通規制の一つです。「横断歩道が交通規制?」と不思議に思うかもしれませんが、横断歩道は歩行者優先と定められ、車両は横断歩道の手前で減速し、歩行者が横断している場合は一時停止する義務があります。 

 これらの交通規制は、規制標識として設置されたり、道路上に路面標示として描かれています。

  〘 路面への表示 〙

≪出典:国土交通省HP≫                                                   

 もう一つの対策は、道路管理者が行う道路の舗装・補修、案内標識や警戒標識の設置、交通安全施設や法定外表示の整備などです。
 案内標識は、現在地や目的地の方向・距離を知らせるもので、警戒標識は、交差点や車線減少など、警戒すべきことや危険を知らせるものです。

≪出典:国土交通省HP≫                   

 

 道路を安全に通行できるように整備される交通安全施設や法定外表示としては、歩道、歩道橋、カーブミラー、ガードレール、防護柵、道路照明、「飛び出し注意」などの注意喚起看板のほか、カラー舗装や減速を示す路面標示などがあります。

  ≪出典:国土交通省HP≫                                                     

 このように、道路における交通事故防止のための対策は、主に、警察や道路管理者によって行われています。
 道路管理者とは、文字どおり道路を維持管理する者のことで、国道であれば国、都道府県道であれば都道府県、市町村道であれば市町村になります。てっきり警察が全てやっていると思っていましたので意外でした。

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