2025-10

事故の現状

生活道路における事故多発箇所の現状

生活道路の事故多発箇所数は、市区町村における総事故件数や人口とだいたい比例していました。事故多発箇所数は、43.3%の市区町村が10か所未満であった一方で、15.0%の市区町村では50か所以上ありました。事故多発箇所における事故再発率は平均で56.4%にもなっています。
事故の現状

人口規模別に見た生活道路での交通事故の発生状況

総務省の調査では、令和 4 年の全市区町村の人身事故件数を人口区分別にみると、人口に比例して事故件数が多くなっており、同一の人口区分でも市区町村ごとに事故件数に大きなばらつきがみられました。令和元年から令和4年にかけての平均事故減少率は、人口区分ごとの大きな差は出ていませんでした。
事故の現状

都道府県別の生活道路での事故件数

令和4年は、全国で84,952件の事故が発生し、都道府県別に見てみると、東京都が最も多く10,973件、次いで大阪府8,415件、神奈川県7,496件、愛知県7,262件と続きます。事故件数が上位の10都道府県の事故件数を合計すると、全国の総事故件数の7割に達します。
事故防止対策

総務省が「生活道路における交通安全対策に関する政策評価」で国に求めたこと

総務省は、市区町村が交通事故の発生箇所を把握すること、次に、交通安全施設の整備する箇所を決める際には事故リスクの高い箇所を把握して参考にすること、事故の内容を踏まえて交通安全施設の種類を決めることが必要と考えているようです。
事故防止対策

市区町村の交通安全対策は事故減少に効果を挙げているのか

総務省行政評価局が行った「生活道路における交通安全対策に関する政策評価」では、市区町村が行っている生活道路での交通安全施設の整備の取組について、実際に交通事故の減少に結びついているかを分析しています。