道路のカラー舗装の意味

 交通事故の防止対策として、路面のカラー舗装は、ドライバーへの注意喚起として効果があると言われています。

 カラー舗装には、一体どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
 企業のホームページを見ていると、一例ですが、1㎡当たり3,000円~8,000円とされていました。
 例えば、よく見かける通学路となっている道の端の部分を緑色にする場合、1メートル幅で100m舗装したとして、30万円~80万円もかかることになります。役所の予算が厳しい中、多くの場所でカラー舗装をしていくのは、なかなか厳しいかもしれません。

 法律で定められているわけではありませんが、カラー舗装の色や塗り方には、いろいろなパターンがあります。

 まず色ですが、よくあるものとしては、赤色、青色、緑色ですね。

 赤色は、「危険」や「禁止」を表し、信号のない交差点、カーブ、バス停付近、事故が頻発している箇所、横断歩道の手前などに注意が必要な場所で使われています。

 青色は、行動する際の「義務」や「指示」を表し、自転車通行帯、矢羽根型路面標示など自転車が通行する場所を示す際に使用されることが多いです。このほかにも、右折レーンなど車線の進行方向を区分する際にも使われています。

 緑色は、「安全」や「保護」を意味し、通学路やスクールゾーン、狭い道路での路側帯部分のグリーンベルトなどに使われることが多く、歩行空間であることを示しています。
 ドライバーに対し、スピードの抑制や歩行者(特に子ども)に注意するよう喚起しています。
 緑色は、薄暗い時間帯でも見えやすいため、朝や夕方に歩行者が多い箇所で効果があるとされます。

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