これまで挙げた警察庁の交通事故統計情報のオープンデータ、交通事故総合分析センターのほか、交通事故に関するデータを入手する方法としては、警察庁のホームページがあります。当たり前と言えば当たり前ですが…
ここには、毎年の交通事故の発生状況の分析結果が掲載されています。
例えば、令和6年のデータを見てみます。いろいろなものがありますが、少し興味を引いたものを取り上げてみます。
都道府県別の交通事故死者数と高齢化率との関係を分析したものがあります。

高齢化率が高い都道府県は、人口当たりの事故死者数が多いとしています。事故に遭った場合、高齢者は体力が落ちているため、亡くなる可能性が高いのではないかと想像できます。納得できる結果ではあります。
人口当たりの事故死者数に占める高齢者の割合をみると、上位5位は、秋田県(83.9%)、鳥取県(80.0%)、福井(78.3%)、山口県(74.5%)、群馬県(73.5%)、下位5位は、神奈川県(33.0%)、沖縄県(38.6%)、東京都(39.0%)、埼玉県(46.0%)、大阪府(47.2%)です。地方が割合が高く、都市が低いといった傾向があるように見えます。
この原因を考えてみたのですが、地方は都市に比べて、人口に占める高齢者の割合が高いということなのでしょうか。誰かわかる人がいれば、教えてください。
怖いデータを見つけました。
自動車運転中に携帯電話を使用したことによる死亡事故率は、不使用時の3.7倍となっています。こちらの事故は、20~30歳台が5割を占めています。
通話ではなく、画像を見ているときの事故が大半を占めるので、スマホでネットや動画をチラ見したのでしょうか。一瞬の不注意が事故につながるのですね。気をつけないと…

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