事故の現状

東京と大阪では、交通ルールを守ろうとする意識の差が大きいように感じます。東京は歩行者優先が徹底されている気がします。

交通事故に関するデータを入手する方法としては、警察庁のホームページがあります。毎年の交通事故の発生状況の分析結果が掲載されています。

公益財団法人交通事故総合分析センター（イタルダ）は、交通事故の統計や統計に基づく分析結果を提供しています。オープンデータのように自分で作業して集計しなくても、整理された様々なデータが入手できます。

交通事故統計情報のオープンデータは、マップ化することにより、いつ、どこで、どのような事故が発生しているかがわかりやすくなります。

交通事故の件数や内容に関するデータは、どうすれば見つけられるのでしょうか。まずは、警察庁のホームページに掲載されている交通事故統計情報のオープンデータです。

自転車は、法律上、「軽車両」に当たり、自動車と同じように交通ルールを守る義務があります。自動車と同じ感覚を持って交通ルールを守らないと許されない時代になっています。

交通事故がなぜ起きたのかを考えると、ニュースで報道される内容だけでなく、さまざまな要因が絡み合っているのが普通です。ドライバーの要因、道路環境の要因、交通環境の要因などがあります。

過去の研究では、歩行者は、３０km/h で走る車にはねられても９０%は生存できていますが、５０km/h で走る車だと２０%しか生存できていません。生存確率が急激に下がり始めるのは、３０km/h を超えたあたりになっています。

幹線道路と生活道路に分けて交通事故件数を見ると、なぜか生活道路は幹線道路に比べ減少率が小さいのです。

日本の交通事故件数は、平成16年の95万件をピークに年々減少を続けています。しかし、事故死者のうち「歩行中」と「自転車乗用中」は5割以上を占め、欧米諸国よりも高くなっています。