警察庁のオープンデータ以外の交通事故に関するデータとしては、公益財団法人交通事故総合分析センター(イタルダ)が交通事故の統計や統計に基づく分析結果を提供しています。
オープンデータのように自分で作業して集計しなくても、整理された様々なデータが入手できます。オープンデータにはない情報が得られるものもあります。有料の情報もありますが、会員登録(無料)すれば、誰でも利用することが可能です。
令和4年における全国の幹線道路での死傷事故件数を調べてみます(出典:イタルダHP)。
事故発生箇所を単路と交差点で比べると、交差点が55%とわずかに多くなっています。

事故の当事者別で比べると、自動車の事故が6割、自転車の事故が2割、歩行者の事故が1割の比率です。事故件数は、平成30年と比べると、どれも減少していますが、令和3年と比べると、自転車と歩行者の事故は増加に転じています。

全国だけでなく、都道府県別のデータも見ることができます。
自動車事故の割合では、山形県、富山県、宮崎県は8割を超えますが、東京都や神奈川県は3~4割しかありません。
自転車事故の割合では、東京都が唯一3割を超えていて、逆に、長崎県は4%もありません。想像するに、坂が多いので、あまり自転車に乗らないのではないでしょうか。

ほかにも、イタルダインフォメーションというものがあり、こんな面白そうな記事もありました。興味のある方は、一度読んでみてください。

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